価格低下が進んでいる太陽光発電ブログ:23-3-20
小さい頃、夏休みや冬休みに田舎に帰ると、
祖父はいつもポッキーというスナック菓子をくれました。
仕事の関係で家にいない時には、
ポッキーだけが置いてあることもありました。
あたしは
「なんでいっつもポッキーなんだろう?」
と思いながら食べていました。
きのう、
友達の子供にスナック菓子を送ってあげることになり、
あたしは嫁と一緒に
スーパーのスナック菓子売り場に行きました。
ずいぶん久しぶりに訪れたスナック菓子売り場は、
童心をくすぐられる、なかなか魅惑的な場所でした。
で、いざ、その子供に送ってあげるスナック菓子を選び始めると、
二人とも途方に暮れてしまったのです。
膨大な種類のスナック菓子があって、
どれを送ってあげたらいいのかがわからないのです。
たまにしか会わない子供が好きなスナック菓子って、
接していない分だけわからないんですよね。
過去の記憶を手繰り寄せながら、
そうしてなんとかかんとか見繕って、
二人して「これで喜んでくれるかな〜?」などと言いつつ
ショッピングを済ませたのでした。
そのスナック菓子の会計を済ませるレジの列に並んでいる時に、
ふと「祖父のポッキー」のことを思い出したのです。
思い出すと同時に、
祖父もがあたし好きなものがわからんかったんだ…
それでも
「これで喜んでくれるかな〜?」って思いながら、
ポッキーを買ってきてくれてたんだ…
あのポッキーは、
祖父の精一杯の愛情表現だったんですね。
積年の疑問が解けると同時に、
あのポッキーがただのスナック菓子ではないことに気づいたあたしは、
スーパーのレジで並びながら、
ウルッときてしまいました。